先輩の声
令和5年卒業(第70回生) 高橋 可恋

私は2023年に市立函館病院高等看護学院(市看)を卒業し、現在中央手術棟で勤務しています。
私は自分が手術を受けた経験から手術看護師を目指して、市看に入学しました。市看では、看護師になるための必要な知識・技術・心構えを学びます。課題と実習に追われる日々は大変でしたが、周りには同じ志を持つ仲間と厳しくも温かく向き合ってくださる先生方しかいません。励まし合い、一つ一つ着実に学び、乗り越えることができたと思います。また、実習では看護の厳しさに直面することが多々ありました。しかし、患者さんから学ばせていただいたことは数え切れず、看護の道を志す決意を胸に成長することができました。
学院での生活は大変なことばかりではありません。学院祭ではクラスが一致団結し、学校全体が盛り上がります。研修旅行では、仲間と先生方と全力で楽しみ、さらに絆が深まりました。
3年生になり国家試験に向けた勉強は、先の見えない不安や大きな焦りと戦いながら毎日本気で取り組みます。夢を掴むべく仲間と切磋琢磨し、先生方の手厚いサポートのもと国家試験に臨めたことは、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
私が勤務している手術棟は、様々な診療科の手術や、ロボット支援手術といった高度な医療を学び、手術看護師としてのレベルアップを目指すことができます。市立函館病院は道南の第三次救急を担う機関病院として24時間365日緊急手術を受け入れており、日々、患者さんの命を預かる責任の重さを実感しています。未熟ながらも、手術を通して患者さんの命を救う手助けができることはやりがいと向上心に繋がっており、そのような現場で働くことを誇りに思います。また、手術を受ける患者さんは、大きな不安や恐怖心を感じながら手術に臨んでいるため、人に寄り添う姿勢が重要です。人間としての温かさや思いやりは学院生活で学んだことの一つであり、現在も大切にしています。
市看は、間違いなく自己成長できる場です。最初は学ぶことが多く不安もあるかと思いますが、日々の努力が必ず大きな力になります。看護師資格の取得を目指すみなさん、ぜひ市看に入学し、夢を叶えましょう。そして、同じ現場で働くことができるのを楽しみにしています。
令和5年卒業(第70回生) 高橋 可恋
令和5年卒業 (70回生) 辻 萌桃

私は2023年に市立函館病院高等看護学院を卒業し、現在は市立函館病院の循環器内科病棟で働いています。
3年間の学院生活では勉強や実習がとても大変で眠れない夜もありましたが、仲間や先生方のおかげでなんとか乗り越え、無事国家試験にも合格することができました。
コロナ禍のため、例年とは違った学校生活でしたが、その分限られた行事を思う存分楽しんで、充実した学校生活を送ることができたと思っています。
研修旅行では2泊3日の日程で仙台へ行き、災害看護を学ぶための病院見学、野球観戦もできました。学院祭ではクラス対抗ダンスやドッチボール、リレーを本気で勝負しとても思い出深いです。3年間の集大成となる国家試験では、個人ではなく学年全員、先生方もみんなで団結して勉強に取り組みました。試験当日の本番は自信を持って仲間と共に国家試験に臨み無事合格することができました。
3年間は、長いようであっという間でしたが、今でも看護学院時代の友人は、共に働く仲間でありながら、相談にも乗ってくれるとても頼れる存在です。大変な時期を一緒に乗り越えたからこそ築けた関係だと実感しています。
私は漠然と医療の現場に携わりたいという思いから看護師を目指していましたが、臨床現場に出て、人の命に関わる重大な責任を背負い、微力ではありますが人を助けるための支えとなれているという看護師という職業のやりがいを感じながら働くことができています。 これからさらに高齢化社会となっていきますが、まだまだ医療の現場では人手不足となっています。ぜひ、市立函館病院高等看護学院へ入学し、将来一緒に働きましょう!
令和5年卒業 (70回生) 辻 萌桃