2025年6月27日(金)に、函館西高等学校の3年生61名を対象とした「プチオープンホスピタル」が開催されました。このイベントは、医療分野に興味を持つ生徒たちが、病院での見学や体験を通じて将来の職業選択に役立てることを目的としています。

生徒たちは、全体オリエンテーションの後、産婦人科医師、看護師、助産師、救急救命士、放射線技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、公認心理師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど、様々な職種のスタッフが待つ各部署に分かれて、実際の現場を見学・体験しました。
プチオープンホスピタルの様子(抜粋)
病棟では血圧測定やお互いに包帯を巻くなどの看護体験のほか、車いすへの乗車やベッドへの臥床などを通じて患者さんの視点や患者さんの気持ちに目を向けることの大切さも経験してもらいました。また,産科病棟では分娩室を見学したり、赤ちゃんを抱っこしたりなど、生命の誕生に関わる助産師の仕事を体験しました。歯科では歯科衛生士のサポートのもとクリーニングや型取りを実践。救命救急センターでは院内救命士とともに担架操作やドクターヘリ見学を通じて、医療現場の緊迫感を肌で感じました。
参加した生徒たちからは、「実際に体験できて楽しかった」「優しく教えてもらえて分かりやすかった」といった感想が多く寄せられました。
さらに、「将来の職業選択を考える上で有益な情報を得ることができた」「医療分野への関心が高まった」という意見も多く、医療職の魅力を知る貴重な機会となり、生徒たちにとって非常に有意義な時間となったようです。
この体験をきっかけに、生徒たちが医療への夢を大きく膨らませ、未来の医療を担う存在として成長していくことを期待しています。プチオープンホスピタルに参加された生徒の皆さん、ありがとうございました!