人工腎センター
当院で検査や手術を予定している患者さんが、 安心して透析治療を継続できるよう、道南近郊の透析施設とも連携しております。
センターの特徴
- 当院では、透析導入や各診療科での治療や手術が必要な入院患者さんの透析を行っております。
- 当院での外来透析は原則行わず、退院されたあとも引き続き透析を継続できるよう、透析が可能な医療機関へご紹介させていただいております。(旅行透析も原則行っておりません。)
- 退院後は地域医療機関と連携し、当院での治療や手術が必要となった場合には、対応させていただいております。
- 当院では医師・看護師・臨床工学技士の多職種で連携し、血液透析や血漿交換などの様々な血液浄化療法に取り組んでおります。

主な治療
- 血液透析(HD)
- オンライン血液ろ過透析(On-LineHDF)
- 顆粒球吸着療法(G-CAP)
- 血漿交換(PE)
- 腹水ろ過濃縮再静注法(CART)
- アフェレシス療法など
バスキュラーアクセスの管理
血液透析の治療には、バスキュラーアクセスの管理が必須となります。シャントトラブルの際は、シャントPTAやシャント手術なども行っております。


清浄化への取り組み
透析液は水道水から作製されていますが、水道水には塩素や不純物が含まれています。塩素や不純物が除去されないまま使用すると、透析により体内へ侵入し血圧低下や発熱などの様々な症状を引き起こします。そのため透析液を清浄化し不純物を除去する必要があります。
当院ではエンドトキシン(細菌の内毒素)などの不純物が含まれない透析液を作製する為、高性能な水処理装置や微粒子濾過フィルタ、さらにETRF(エンドトキシン捕捉フィルタ)などを使用しています。また、清浄度のモニタリングのためにエンドトキシン検査と生菌培養検査を定期的に行って いるほか、日本透析医学会の『透析液水質基準』に則った水質管理しています。
センター長紹介

医療部長・科長・人工腎センター長
西村 祥二(にしむら しょうじ)Shoji Nishimura
- 主な経歴
平成2年 弘前大学医学部卒業 医学博士
平成6年 弘前大学大学院医学研究科修了
平成30年 弘前大学臨床准教授
- 専門分野
尿路性器悪性腫瘍、腎不全
- 指導医・認定医・専門医
-
日本専門医機構認定 泌尿器科専門医
日本泌尿器科学会認定 指導医