リハビリ技術科

 当院リハビリテーション部門は、2011年から集中治療室および救命救急病棟に入床された超急性期の患者様を対象に、年末年始を除く土日・祝日におけるリハビリテーション提供体制を整備しました。早期から効果的で質の高いリハビリテーションを提供することで、患者様の日常生活能力の回復を支援しております。現在は、理学療法士23名、作業療法士12名、言語聴覚士9名が在籍しております。

実績

2025年度

理学療法部門

 理学療法部門においては、運動器疾患、脳血管疾患、神経難病、心疾患、がん患者に対する理学療法をはじめとし、多発外傷、心停止後症候群、人工呼吸器装着症例、ECMO装着症例、心大血管術後症例、急性心筋梗塞などの集中治療室、救命救急病棟に入室する重症度の高い患者様に、早期から介入を行っております。

理学療法依頼件数 5607 件

リハビリテーション疾患分類別実績

作業療法部門

 作業療法部門においては、入院中患者様の病院内生活の自立度を高めるため、装具や自助具の選定を行っております。患者様の生活能力を引き出し、積極的に病棟看護師との連携を図ることにより、自宅退院への支援を行っております。

作業療法依頼件数 2138件

リハビリテーション疾患分類別実績

言語療法部門

 言語療法部門においては、脳血管疾患や神経変性疾患による言語障害、高次脳機能障害のリハビリテーションに加えて、人工呼吸器離脱後、がんや心大血管手術後に偶発的に発生する嚥下障害のリハビリテーションも行っております。特に、摂食・嚥下リハビリテーションの領域においては、リハビリテーション専門医による嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査の結果をもとに、食事開始の可否や安全な食事形態の選択、姿勢調整や介助方法の提案などに積極的に介入し、誤嚥性肺炎の予防に努めています。また、人工喉頭やその他AAC(補助代替コミュニケーション)を用いたコミュニケーション練習を行い、社会参加の支援も行っております。

言語療法依頼件数 1675 件

リハビリテーション疾患分類別実績

業績

2025年

学会発表

  • 三島 史也:重度認知症のクライエントに対し観察評価に基づいた介入を行い行動心理症状(BPSD)が減少した一事例、第10回日本臨床作業療法学会学術大会

講師

  • 森山 武:がんのリハビリテーションの問題点・模擬カンファレンス・がんのリハビリテーション問題点の解決、日本理学療法士協会 がんのリハビリテーション研修会
  • 竹田 昌広:当院におけるCLTIリハビリテーションの現状~足部の感染対応と免荷実践例、第7回みんなで守る!道南フットケアの会
  • 竹田 昌広:シンポジウム~臨床研究への挑戦~過去の発表から学ぶファーストステップ、恩義に報いることが臨床研究の本質となった経験、第11回 道南理学療法士学術大会
  • 竹田 昌広:当院における足病患者のリハビリの現状と課題~「歩行を守る」ための取り組み~(パネリスト)、第6回日本フットケア・足病医学会

発表論文・著書

  • 竹田 昌広:包括的高度慢性下肢虚血患者における大腰筋CT画像と退院時歩行能力との関連性、日本フットケア・足病医学会誌、7(1):45-51、2026

2024年

学会発表

  • 竹田 昌広:CLTI患者における退院時歩行能力を予測するための大腰筋CT評価の有用性、第10回日本糖尿病理学療法学術集会(最優秀ポスター賞受賞)
  • 澁谷 潤樹:包括的高度慢性下肢虚血患者のリハビリテーション介入時期における歩行や日常生活動作の比較検証、第10回日本糖尿病理学療法学会学術大会

講師

  • 森山 武:施設管理者ネットワーク構築の必要性と北海道理学療法士会における組織化の方向性、北海道理学療法士会 協会指定管理者研修会
  • 森山 武:がんのリハビリテーションの問題点・模擬カンファレンス・がんのリハビリテーション問題点の解決、日本理学療法士協会 がんのリハビリテーション研修会
  • 村梶 慶太:骨転移患者に対する理学療法、臨床実践基礎講習会(がんのリハビリテーションにおける評価と治療)

2023年

学会発表

  • 山下 康次:長期人工呼吸患者の抜管後嚥下障害の検証~ARDSおよび重症COVID-19患者での比較~ 第51回日本集中治療医学会学術集会
  • 山下 康次:新型コロナウイルス重症患者における嚥下障害の検討 第7回日本集中治療医学会北海道支部地方会
  • 山下 康次:新型コロナウイルス感染症がリハビリテーション業務に与えた影響 第61回全国自治体病院学会
  • 森山 武:血球低値を呈する血液内科疾患に対して運動種目運動強度を設定し新基準のもとリハ介入を行った症例の身体症状、有害事象の調査検証 第10回日本予防理学療法学会学術大会
  • 工藤 和善:創傷に対する電気刺激療法と運動療法併用の取り組み 第25回日本褥瘡学会学術集会
  • 竹田 昌広:下肢閉塞性動脈疾患における低侵襲血行再建術後の歩行自立度に影響する因子の検討 (優秀賞受賞) 第9回日本糖尿病理学療法学会学術大会

講師

  • 山下 康次:第35回北海道人工呼吸セミナー 北海道呼吸管理研究会
  • 山下 康次:ワークショップ)集中治療室での多職種連携 第7回日本集中治療医学会北海道支部地方会
  • 森山 武:がんのリハビリテーションの問題点・模擬カンファレンス・がんのリハビリテーション問題点の解決 日本理学療法士協会 がんのリハビリテーション研修会
  • 森山 武:教育局主催 がんのリハビリテーション研修会 がんのリハビリテーション中止基準 北海道理学療法士会
  • 森山 武:多種多様な症状・障害を呈するがん患者に対する理学療法~職種、専門性を超え多くのスタッフと地域とをつなぐ~ 第74回北海道理学療法士学術大会
  • 工藤 和善:エビデンスレベルA1 科学的根拠に基づく電気刺激療法 第22回日本褥瘡学会北海道地方会リクエストセミナー
  • 竹田 昌広:糖尿病足病変のリハビリテーション 北海道内部障害リハビリテーション研究会 第95回定例会

発表論文・著書

  • 山下 康次:呼吸療法と全身管理 ~早期リハビリテーション~ 新呼吸療法, pp148-158,  克誠堂出版, 東京
  • Takeshi Moriyama:Rehabilitation intervention safety in patients with malignant lymphoma with low blood cell counts, Jornal of Physical Therapy Science 2023;35(2):133-138
  • 工藤 和善:褥瘡に対する電気刺激療法、日本褥瘡学会誌25(1):7-10、2023
  • 竹田 昌広:学会印象記 第9回日本糖尿病理学療法学会学術大会 「チーム糖尿病理学療法」としてのご報告と深謝、理学療法ジャーナル 2024;Vol.58.No1:9
  • 村梶 慶太:転移性骨腫瘍症例の自宅退院に関わる阻害因子の調査、函館医学誌 47(1):16-20

スタッフ紹介

所属学会等人数
札幌医科大学 臨床教授1名
北海道科学大学 非常勤講師1名
博士(障害学)1名
博士(保健学)1名
修士(保健学)1名
修士(工学)1名
修士(化学)1名
がんのリハビリテーション研修会 受講終了者41名
3学会合同呼吸療法認定士6名
所属学会等認定資格等人数
日本理学療法士協会専門理学療法士(呼吸理学療法)1名
専門理学療法士(運動器理学療法)1名
専門理学療法士(スポーツ理学療法)1名
専門理学療法士(神経理学療法)1名
専門理学療法士(小児理学療法)1名
呼吸認定理学療法士5名
循環認定理学療法士2名
代謝認定理学療法士1名
運動器認定理学療法士1名
褥瘡・創傷認定理学療法士1名
日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士4名
日本腎臓リハビリテーション学会腎臓リハビリテーション指導士1名
日本褥瘡学会日本褥瘡学会指導士1名
日本集中治療医学会集中治療理学療法士 1名
2026年6月現在