当院で分娩を希望される方へ

ごあいさつ

 当院は道南圏に3施設ある地域周産期母子医療センターとして、小児科・麻酔科・救命救急センターをはじめ院内外の様々な診療科・部門と連携し、リスクの少ない正常妊娠から内科疾患を有する合併症妊娠、妊娠・分娩時に突然生じる周産期疾患などのハイリスク妊娠まで24時間体制で幅広く診療を行っております。道南圏唯一の高度救命救急センターを併設し、重篤な母体の3次救急症例を受け入れています。早産症例につきましては妊娠32週以降の早産児の分娩、新生児管理に対応しております。
 当科では地域の医療者を対象に日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)認定講習会、新生児蘇生法(NCPR)講習会などを開催し、シミュレーション教育を通じて院内スタッフの研鑽、地域の周産期医療への貢献を行っております。
 妊婦さん一人一人の心に寄り添い、常により良い医療を追い続けます。地域に信頼される産婦人科を目指しスタッフ一同、安心・安全な分娩を提供してまいります。

妊娠・出産に対する当院の方針

  1. 日本産婦人科学会/日本婦人科医編による最新の”産科診療ガイドライン”に基づいたエビデンスのある診療を行っております。
  2. 自然分娩を基本としています。妊娠中から安産に向けて保健指導に力を入れ、医療介入の必要性を減らすように務めています、異常時には、産科医、小児科医が連携を取り対応していきます。
  3. 妊婦さんが作成するバースプランを基に、満足のいく分娩になるようサポートしていきます。原則的に分娩前後はLDRで家族と一緒に過ごすことができます。
  4. 母乳育児を推進し、個々に応じた授乳指導を行います。
  5. 育児指導・相談を行い、退院後にも育児に関する不安を相談することができます。
  6. 前回帝王切開術により分娩された方は、反復帝王切開術による分娩を基本としております。