深部静脈血栓症(DVT)を知っていますか?~早期発見・早期治療のために~
深部静脈血栓症(DVT)とは
深部静脈血栓症(DVT)は、体の深部にある静脈に血栓(血の塊)ができる病気です。主に足の静脈に発生しやすく、血流阻害することで様々な病状を引き起こします。

主な症状として、下記が挙げられます。

<主な症状>
- 急激な片足の腫れ
- 痛みや熱感
- だるさや重さ
- 皮膚の色が赤紫色に変色 など
そして、放置すると肺塞栓症という生命に関わる病気を引き起こす可能性があります。早期発見・早期治療が重要な病気です。
当院で施行可能な治療
抗凝固療法(外来 内服治療、入院 点滴治療)

すべての治療の基本です。
この治療のみで良好な経過をたどる方も多くいらっしゃいます。
カテーテル血栓溶解療法 CDT

腹部の静脈まで血栓が充満している方に適応があります。
ファウンテン(噴水)カテーテルを血栓のなかに留置して溶解剤を点滴します。
カテーテル血栓吸引・除去術

血栓溶解療法で改善しない方に適応があります。
機械的に血栓を吸引、除去します。
北海道では、当院と旭川医大のみで認可されている治療です。
静脈ステント治療

機械的な血栓除去でも血栓が残存してしまった方に適応があります。
この治療も、北海道では当院と旭川医大のみでしか行えない治療です。
気になる症状がありましたら、担当医または心臓血管外科外来へご相談ください。