日本臨床細胞学会総会学術集会の優秀演題賞を受賞しました

中央検査部病理検査センター佐藤大樹技師

 今年6月に開催された、第64回日本臨床細胞学会総会学術集会にて、中央検査部病理検査センター佐藤大樹技師の発表した演題が優秀演題賞に選出されました。

 頻度の少ない希少な癌を経験したことから、細胞診所見を中心に、肉眼所見、組織所見を様々な文献を参考にまとめ報告されました。

 中央検査部病理検査センターが行っている業務である細胞診とは、患者さんの体からとられた細胞(子宮がん検診、尿、痰等)をプレパラート(ガラス)の上に載せ、特殊な薬品で色を付け、顕微鏡で観察します。そこで採取された細胞が悪いもの(主に癌細胞)なのか、また癌だった場合どの臓器から発生したものかなどを検査します。細胞診の結果によっては、患者さんの今後の検査や治療に関わってくるため重要な検査です。

 現在病理研究検査センターは病理医2名、臨床検査技師9名(細胞検査士3名、認定病理検査技師2名)で業務を行っています。
 佐藤技師は「患者さんとは対面で関わることが少ない部署ではありますが、質の高い細胞診断を行うことにより、より精度の高い医療に貢献できると思いますので、これからも努力していきたい。」と抱負を述べました。