日本臨床衛生検査技師会の優秀論文賞に選出されました

中央検査部 遺伝子細胞生物検査センター 小笠原愛美臨床検査技師

 中央検査部 遺伝子細胞生物検査センター 所属の小笠原愛美臨床検査技師が、日本臨床衛生検査技師会が発行している雑誌「医学検査」第73巻/第3号(2024年7月発行)に掲載された論文「Clostridioides difficile感染症におけるC. difficile抗原/toxin検出能の比較検討」が令和6年度の「優秀論文賞」に選出されました。

 小笠原技師の研究では、抗生物質を飲むことで起こる下痢や腸炎の原因となるクロストリディオイデス・ディフィシル菌について、より早く正確に検査する方法を調べたものです。この菌を調べるための従来の検査方法と、新しい検査方法を比べて、新しい方法でもきちんと菌を見つけられるかを確かめました。
 この研究によって、患者さんの下痢や腸炎の原因をより早く特定し、適切な治療につなげることができるようになりました。

 今回受賞した優秀論文賞の表彰式は第74回日本医学検査学会(令和7年5月10日大阪)にて行われました。 小笠原愛美技師は「今回このような貴重な賞を頂けたのは、遺伝子細胞生物検査センターのメンバーはじめ、細菌検査室の皆様にもご協力していただいたおかげだと思っています。今後も医療発展に貢献できるよう頑張ってまいります。」と抱負を述べております。