血管撮影部門

血管撮影とは、脚の付け根や手首などからカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、造影剤(血管を写す薬剤)を流しながら目的血管をX線撮影する検査です。撮影した血管に狭窄や閉塞がある場合には、カテーテルを用いた血管内治療も行われています。

血管撮影室

当院では、血管撮影システムとCTシステムの両方を設置して検査寝台を共有できるIVR-CT装置を導入しています。血管撮影検査中に患者さんが移動することなくCT撮影も迅速かつ安全に行うことができます。 2015年からはSIEMENS社製のArtis zee BA Twin Pureが稼働しています。

シネアンギオ棟

2つの検査室があり、主に循環器内科が心臓や下肢の検査・治療を行っています。
バイプレーン装置であるPHILIPS社製 Allura Clarity FD10/10が2台稼働しています。
当院は2015年11月から道南で唯一のTAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)実施施設となり、1部屋はハイブリッド手術室としても機能しています。
  心臓カテーテル検査・治療の他、アブレーションという不整脈治療やペースメーカー植え込み、TAVIなどの治療・検査が行われております。

手術部門

手術棟では、SIEMENS社製移 動式X線透視診断装置(Cアーム)の回転撮影によるコーンビームCTを取ることができるCios Spinを含め、3台のC アームが稼働しています。

主に心臓血管外科、整形外科、泌尿器科、麻酔科、消化器外科などで使用され、心臓血管外科のステントグラフト内挿術、下肢バイパス術、整形外科は椎体・骨盤、四肢、泌尿器科、麻酔科の手術で使用されました。